「青春病」 (藤井風)の音域と感想
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こんにちは。最近は楽器店を回る日々が続いています。ベース弾いてギター弾いて「なんか違うなー」って言ってまた別の店に行く日々です。
今回は藤井風さんの「青春病」を取り上げていきます。
「青春病」 (藤井風) (2020)
[地声最低音] mid1C# (C#3)
・無常の水面がなm1C#[み]立てば (2番 Dメロ)
[地声最高音] mid2G# (G#4)
・せm2F#[い]m2G#[しゅ]m2F#[ん]はどどめいろ (1番 サビ)
[裏声最高音] HiB (B4)
・青春の儚さを裏HiB[⋯] (2番 サビ)
[さらに深堀り]
・青春のやm2F#[ま]いに侵され (1番 Aメロ)
・心奪われたことなど一度たりとm2F#[無]いのに (2番 Eメロ)
いやー化け物みたいな曲作りますね。藤井風さん。どうやったらこんな曲完成するのか知りたいです笑。曲の中で大事な緩急という要素が顕著に出ている曲です。特に2番以降はいわゆる王道から外してきています。
曲の始まり方はとても藤井風さんっぽい始まり方。ジャズっぽいサウンドに声が載っていく感じ。
イントロのサビにはどこか彼の曲で既視感があるよう感じましたが、違和感を覚えたのはAメロ「僕は自分が思うほど強くはなかった」のリズムの緩急。早くなったと思ったら遅くなるリズムになっていて取りにくい。そのまま1番は普通に終わり、案外オーソドックスな曲かと感じました。が、2番以降がえぐい。。。
2番Cメロ。サビに続く大事な部分です。「気付けばまた明けるそらあああ」と共にドラムも「ドドドドドド」と勢いを付けサビに向かっていきます。聴き手は「サビがくるぞくるぞ」と期待に胸を膨らませます。
しかし、サビは来ないでめちゃ落ち着いてるまさかのDメロに着地。聴き手の期待を完全に裏切ります。すさまじい。。。
そのあとのEメロでも裏切りは続きます。大体ラスサビに続くメロディは1回なんです。。。!!ふつうは!!
で聴き手も一回だろうなって思うんです。普通は!!
「この体は先も見えぬ熱を持て余してる」→「青春のきらめきの中に」とサビに行くんです。普通は!!ドラムも盛り上がってるし、絶対行くんです!!でも、まさかの2回目のEメロに突入。いやいつサビ行くねーーーん。と聴き手の期待を見事に裏切るミスリードが顕著に表れているのがこの曲です。頭おかしいです。。めちゃじらされます。。。
この曲はすげえですよ。まじ聴いた方がいいです。
音域の話ですが、男性平均音域あたり。出せる方は多いと思います。しかし、これは藤井風さんの曲。緩急のあるリズム。細かな音程の移動。鍵盤と鍵盤の間のよくわからない音を要求されます。かなり上級者向けと言えるでしょう。